毎日暑いですね。
ようやく時間がとれたので、Bunkamura ザ・ミュージアム  (Click!) の『西洋更紗 トワル・ド・ジュイ』展に行って来ました。カルトナージュを楽しんでいる方の間では大人気のジュイ柄。

もともとは、インドやペルシャに影響された自然をモチーフにしたデザインでしたが、デザイナー、ジャン・パティスト・ユエによって人物や田園、工場の仕事、さらには政治的場面を白地に赤や青の単色で印刷することで人気を博し、多くの人々に知られるようになりました。
印刷の歴史で分けると、ジュイの前半は木版印刷、後半は銅版印刷で、後半の銅版印刷のユエのデザインがジュイ柄を決定づけることになるのですね。

その後は、ジュイのものでなくても、白地に単色で優雅な風景画の生地を「ジュイ柄」と読んだりするようで、ひと昔前に、どこのメーカーのポータブルオーディオプレーヤーを見ても「ウォークマン」と呼んでいたのと同じ現象か?? (^◇^) なんて・・・

展覧会では、王妃マリーアントワネットも、日常生活では、シルクのドレスだけではなく、このジュイで仕立てられたドレスでくつろがれていたことも紹介され、、ジュイ柄ファンはますます興奮されたのでは・・と思いました
日頃、カルトナージュ愛好家のみなさんの熱狂的なジュイ柄ファンのご様子を拝見しています。(^◇^)
この赤や青の単色の優雅に見えるデザインの先に、マリーアントワネットをはじめ、憧れのフランス~♡を見ているのでしょうね。

ただ、「パンがなければブリオッシュを食べればいいんじゃない」の言葉が彼女の言葉ではなかったということがわかったことから、王妃はただ贅沢なだけではなく、わずかな庶民との接点から、庶民の様子も見て理解していたと推測できますし、同じジュイ柄への思いは現代の私たちとは同じではないと思います。
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ジュイ柄
今回の展覧会では、一つの生地を通して、印刷の歴史をほんの少しですが知ることができましたし、
その後、ウィリアムモリスのアーツアンドクラフツ運動にも影響を与えたように、良いものを後世に残して行こうという強い気持ちが伝わりました。続いていく物、続かない物の違いはここにあるのでしょうね。
これまで多くの習い事をして来ましたが、私の師匠選びのポイントと同じです。(^◇^)

普段、好んでジュイ柄を使わない私ですが、とっても良い展覧会でした。今月末までです。
是非お出かけくださいね。(^^)/
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木版 私の一番! コクシグル(想像上の鳥)